宮古島トライアスロン、スイム選手1人が死亡 バイクと一般車両の接触事故も2件


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宮古島トライアスロン大会で起きた事故について説明する座喜味一幸宮古島市長(左)=16日午後8時すぎ、宮古島市総合体育館

 16日に開催された第37回全日本トライアスロン宮古島大会(宮古島市、琉球新報社主催)のスイム中、県外から参加した60代男性が救助後に病院へ搬送され、午後2時15分に死亡が確認された。

 16日、大会長の座喜味一幸宮古島市長が宮古島市総合体育館で会見し「遺族に心よりお悔やみを申し上げます」と述べ、事案を説明した。

 男性は午前7時40分、2週目のスイム中に背泳ぎのような状態になっているのを係員が気づいたという。声をかけても応答がなかったため、水上バイクで救助し、その後、救急隊が病院に搬送した。

 氏名については家族の同意が得られていないとして公表しなかった。宮古島海上保安部などが事故原因を調べている。

 本大会には1107人が出場しており、スイムが始まった16日午前7時ごろの天気は晴れ。気温は20度で湿度は90%。北東2・4メートルの風が吹いていた。 

 このほかにバイクの競技中、交通規制中の道路で選手と一般車両が接触する事故が2件発生した。宮古島署が調べている。(嘉陽拓也)