沖縄本島地方は19日夜から20日夕方にかけて大雨が断続的に降り、ところにより雷も発生した。沖縄気象台は20日午後に本島中部に洪水警報を発表して警戒を呼び掛けた。20日午前0時3分には1時間降水量が那覇市安次嶺で56ミリとなり、2003年の統計開始以来4月の観測史上最大となった。
東シナ海の前線に流れ込む湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定な状況が本島中南部、本島北部では21日も続く見込み。
20日午後8時30分現在、本島中南部や北部、久米島に大雨、雷、波浪注意報を継続中。気象台は久米島は21日朝まで、本島中南部、本島北部では21日昼前まで、竜巻などの激しい突風や落雷に注意するよう呼び掛けている。
19日午前0時の降り始めから20日午後4時までの24時間総降水量(アメダス速報値)は那覇市樋川で161.5ミリ、久米島空港で151.5ミリ、渡嘉敷村で139.5ミリ、沖縄市で134.5ミリ、名護市で112.5ミリを観測した。