ヒゲのかっちゃん死去 78歳 沖縄ロック界をけん引 元コンディショングリーン 川満勝弘さん


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江

 沖縄ロック界のレジェンドとして知られるミュージシャンで、「ヒゲのかっちゃん」こと川満勝弘(かわみつ・かつひろ)さんが20日午後8時40分、死去した。78歳。関係者が明らかにした。

 川満さんは1944年まれ。64年、ウィスパーズのドラムとして音楽活動を始め、インフィニティ、ジグザグを経て、71年に「コンディショングリーン」を結成した。同バンドのリーダーとボーカルを担い、強烈なサウンドと奇抜なステージで人気を集めた。「コザ・ロック」をけん引し伝説のロックバンドとして一世を風靡(ふうび)した。

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 沖縄の野外ロックフェスの定番として親しまれている「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」にはほぼ毎年出演するなど、フェスの顔の一人として盛り上げてきた。

 2010年12月には、川満さんの功績をたたえようと、市民による企画で「生前葬」が開かれ話題を呼んだ。同年、ジョージ紫とともにミュージシャン(音楽家)では初めて沖縄市技能功労者として表彰された。14年度県文化功労者に選ばれた。

 

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