石垣島在住のチーム大物釣人(magaーkuwasaー)所属の常深哲也さんは、今年2月から行われているGT王座決定戦に参加。4月11日も、仕事終わりに友達の与儀さんとGT(ロウニンアジ)を狙って釣りに出かけた。
午後7時半ごろにマル秘ポイントの砂浜で2本ずつ、2人で4本の竿(さお)を出した。1本は現地で餌を釣るための細時掛けの竿、もう1本は我夢者遠投6号のGT狙いの竿。40センチぐらいのムネアカが釣れたので、半身にしてGT狙いの仕掛けに付け替えて投げ込んだ。
5分後、常深さんのGT狙いの竿が大きく曲がった。急いで竿を取ると竿を大きくあおってフッキング。その走り方は間違いなくGTだと与儀さんに伝えると、すぐ残りの3本を回収してくれた。その間もGTの走りは止まらず、ドラグを締め込んだが、走りは止まらない。焦る気持ちを抑え、体を後ろに反らして、竿を曲げ込むと少しずつ寄せることができた。
寄せては出されることを6回ぐらい繰り返して、近くまで寄せることに成功。与儀さんがギャフを持って海に入り、浜に引き上がったのは、これまで見たことがない超大物。150センチ・48.11キロのGTで、GT王座決定戦で21日現在、トップに躍り出た。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)