現存する沖縄最古の映画館「首里劇場」を題材にしたドキュメンタリー作品「琉球シネマパラダイス」(長谷川亮監督)と「首里劇場ノスタルヂア」(平良竜次監督)が15日、那覇市の桜坂劇場で上映された。舞台あいさつに長谷川監督と平良監督が登壇し、2022年4月に急逝した首里劇場の金城政則館長との出会いや映画撮影など思い出を振り返った。「首里劇場調査団」の活動も報告した。
金城館長との07年からの親交を振り返った平良監督は「映画がとにかく大好きな方だった」と人柄をしのんだ。
首里劇場調査団では劇場の内覧会も行っている。長谷川監督は「ぜひ足を運んでもらい、金城館長の映画と劇場への愛情を感じてもらいたい」と呼びかけた。
このほか、シネマラボ突貫小僧の當間早志さんと沖縄アーカイブ研究所の真喜屋力さんの人気企画「デジタルで甦(よみがえ)る8ミリの沖縄」も上演された。
(田中芳)