琉球新報社 
4月2日に東京都で開催された「オールジャパンそろばんチャンピオンシップ2023」で、幼年の部（未就学児）で出場したニコニコそろばん塾さつき校（沖縄県那覇市）の与座琴羽（ことは）さん（6）＝さつき小1年＝が暗算の速度などを競う「暗算チャンピオン決定戦」で優勝した。初出場で優勝の栄冠をつかみ取った与座さんは「自信はなかったけど優勝できてうれしい」と笑顔で語った。
与座さんはニコニコそろばん塾を経営する信一郎さん（40）と真紀子さん（41）夫妻の娘で、生まれたときからそろばんが身近な存在だった。本格的にそろばんを習い始めたのは3歳ごろで、今では毎日3時間ほど練習している。
信一郎さんは琴羽さんについて「忍耐力があり、ポジティブにそろばんを楽しんでいるところが強みだ」と語った。真紀子さんは「大きな大会に出場するのは初めてだったがまさか優勝するとは思わなかった。優勝してくれてうれしい」と喜び、目を細めた。
琴羽さんの次なる目標は7月に糸満市である全沖縄珠算選手権大会での優勝と暗算十段合格だ。「計算するのが好き。これからいっぱい練習したい」と意気込んだ。
チャンピオンシップは今年で9回目の開催で、今大会には全国から452人が出場。琴羽さんが優勝した暗算チャンピオン決定戦には32人が参加した。
（吉田健一）
