琉球新報社 
ソフトテニスのハイスクールジャパンカップ2023県予選大会最終日は23日、沖縄市の県総合運動公園テニスコートで男女シングルス決勝までを行い、男子は細川大峨（那覇西）が4―3で福本聖己（八重山）を破り、優勝を飾った。女子は座波桜花（名護）が4―3で下地莉央（八重山）を制し、栄冠を手にした。優勝した2人は全国大会（6月15～18日、北海道）への出場権を得た。22日のダブルスで頂点に立った男子の福本聖己・高嶺大弥（八重山）、女子の福本
22日のダブルスでは準々決勝で負けてしまい、立ち直るのに時間がかかったという細川大峨。23日になって気持ちを切り替え「優勝してやる」と決意して臨んだ決勝だった。
双方とも一歩も引かないラリー戦が続いた。序盤は相手に押され、細川は試合の流れをつかみきれずにいた。だが「気持ちでは負けない」と最後まで諦めなかった。
バックハンドを使ったショットでは、クロスではなくストレートを打ち込むことで相手の意表を突いていき、ファイナルゲームで勝利をつかみ取った。試合後「粘り勝った」と充実感をにじませた。
（砂川博範）
