【宜野座】新年度、最初の行事で44回目となる「宜野座中学校同窓生各期対抗野球大会」が2日、4年ぶりに開催された。村内の球場や学校のグラウンドなど六つの会場で、一般から60代までの32期に及ぶチームが参加し、地元の先輩、後輩同士、世代を超えた交流試合が行われた。
たくさんの家族が応援に駆けつけ、子どもが打者を務めることもあった。勝敗よりも、幼なじみや家族も含めての親睦を深めた。「審判員である中学生には抗議はしない」という規則があり、終始和やかな雰囲気の中、柔軟に「全員野球」を楽しんだ。
参加した49期生は「本土では卒業すれば、離れ離れになって会う機会もなくなるけれど、卒業しても同級生は変わらずに、いつまでも友達でいられることが沖縄の強み。この野球大会がその象徴だ」と誇らしく語った。
10年ぶりに帰郷して再会する同級生もおり、「絆」を再認識していた。
(池辺賢児通信員)