救助資格者同行させず、ツアー客が14時間漂流 沖縄・竹富のマリン業者に事業停止処分 県公安委


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
SUPのイメージ

 沖縄県竹富町小浜の細崎海岸付近の沖合で、水難救助の資格を持つ従業員を同行させずにSUP(スタンドアップパドルボード)ツアーを実施したとして、40代男性が代表を務める竹富町のマリンレジャー事業者に対し、県公安委員会が県水上安全条例に基づく30日間の事業停止処分を出した。処分は7日付。県警が24日発表した。事業停止期間は4月24日~5月23日。

 マリンレジャー事業者は2022年10月13日、強風、波浪注意報が発令されていた竹富町の海岸で、男女2人と水難救助の資格を持っていないガイド1人の計3人でSUPツアーを実施した。3人のSUPが沖合に流され、男性とガイドは自力で岸に戻ったが、女性は約14時間漂流し、石垣海上保安部に救助された。


▼沖縄で起きた事件・事故