102歳ウメトさん、コンビニ交付を体験 「便利だね」 読谷村、マイナ普及PRで村長が操作指導


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マルチコピー機を使って証明書を発行した山城ウメトさん(右)=1日、読谷村喜名のセブン―イレブン

 【読谷】マイナンバーカードの取得促進を目的に読谷村は1日から、全国のコンビニエンスストアに設置されたマルチメディアコピー機での各種証明書交付を10円で実施している。午前6時半から午後11時まで利用できる。期間は2025年3月31日までで、毎年12月29日から1月31日はメンテナンスのためサービスを停止する。同日、村喜名のセブン―イレブンで住民年金課職員と石嶺伝実村長が、山城ウメトさん(102)に発行方法をレクチャーした。

 これまでは役場窓口とコンビニでの交付は一律300円だったが、差別化を図ることでマイナンバーカードの普及を目指す。取得できる証明書は住民票(謄・抄本)、印鑑登録証明書、記載事項証明書、所得証明書、課税証明書の5種。マルチコピー機にマイナンバーカードを読み込ませ、画面に表示される操作に従えば、2~3分で発行することができる。

 村民のカード取得率は3月現在で53.3%。半数以上が取得しており、コンビニ交付を推進することで役場の窓口業務を減らす目的もある。

 石嶺村長から操作を習った山城ウメトさんは「近くのコンビニで発行できるのは便利だね」と語った。石嶺村長は「出張先などで証明書が必要になっても、その場で発行できる。ぜひ使ってほしい」と呼びかけた。
 (名嘉一心)