Jアラート試験 伊是名で無線作動せず 機器に設定ミスもその後に復旧


この記事を書いた人 琉球新報社
Jアラートの受信を確認する県防災危機管理課の職員=26日午前11時2分、県庁(代表撮影)

 北朝鮮が「軍事偵察衛星」の打ち上げを予定していることを受け、消防庁は26日、県と県内全41市町村で全国瞬時警報システム(Jアラート)が正常に受信するか試験をした。消防庁によると、伊是名村で機器の設定ミスによる誤作動があったが、後に復旧した。

 伊是名村ではJアラートを受信したが、防災行政無線につなぐ機器に設定ミスがあり、同無線が作動しなかった。原因は判明しており、設定は直されたという。

 試験は同日午前11時に実施された。県防災危機管理課に設置された端末のランプが赤く点灯し、「ピーピー」と鳴った。端末画面には「Jアラートのテストです」と表示され、正常に受信したことが確認された。

 豊里友茂防災危機管理課副参事はJアラートが鳴った場合の対応として「屋外にいる場合は近くの建物の中に避難してほしい。建物がない場合は物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってほしい。屋内にいる場合は、窓から離れるか、窓のない部屋に移動してほしい」と呼びかけた。
 (梅田正覚)