平和外交意見書、沖縄県議ら国に手渡す 政府側「防衛力は外交の裏付け」 東京


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吉川ゆうみ外務政務官(中央)に意見書を手渡す要請議員団長の当山勝利県議(左から4人目)ら=25日、外務省

 【東京】当山勝利県議ら県議団は25日、外務省に吉川ゆうみ外務政務官、内閣官房に出口和宏内閣審議官を訪ね、2月定例会で賛成多数により可決した対話と外交による他国との平和構築を求める意見書を手渡した。当山県議によると、政府側は「防衛力は外交の裏付け」と口をそろえた。

 当山氏から意見書を受け取った吉川政務官は「沖縄を再び戦場にしてはならないということは当然のことだ。防衛力で沖縄を含むわが国に脅威が及ぶことを抑止していく。防衛力は外交の裏付けになる」と語った。

 当山氏は要請行動終了後、報道陣の取材に応じ「2022年末に閣議決定された安保3文書に沖縄の軍事的負担が増す内容が記述されている。抑止力強化が地域の軍事的緊張を高めることから日中両国は平和構築へ最大限の努力を払うべき」と語った。
 (明真南斗)