島特産の黒糖で名物スイーツをつくろう 沖縄・伊平屋 福岡のパティシエ招き開発


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村の新名物となる菓子づくりを目指す(左から)パティシエの江本志津さんと逸見めぐみさん=4月11日、伊平屋村前泊

 【伊平屋】新たな名物となるスイーツの開発や製造の取り組みが伊平屋村で始まっている。県外の菓子店の技術協力を得て実施しており、スイーツには伊平屋特産の黒糖などを使用する予定。地域活性化だけでなく、障がい者の雇用の場づくりとしての狙いもある。

 村の自立促進支援事業の一環で、総事業費は約2280万円。内閣府の沖縄離島活性化推進事業費補助金を活用している。商品はどら焼きとチーズケーキをベースにしたものを想定している。福岡の菓子店から派遣されたパティシエらが本格的な製造に向け準備、開発を進めている。

 名嘉律夫村長は「村内ではさまざまな特産品をつくってきたが、持続的な販売につなぐことができなかった。マーケティングもやっていきたい」と述べた。
 (長嶺晃太朗、武井悠)