敗戦の悔しさを力に変え栄冠 花木卓球クラブジュニア ライバルに雪辱


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男子団体決勝最終戦で熱戦を繰り広げる、花木卓球クラブジュニアの原國政翔(左)と當真愛翔=30日、県立武道館(名波一樹撮影)

 卓球の県中学生選手権大会が30日、県立武道館で行われ、男子は花木卓球クラブジュニア(奥間ニイナ、宮城翔吾、當真愛翔、原國政翔、奥戸煌、仲村清矢)が優勝した。女子はコザ卓球クラブ(稲嶺仔香、吉里琉花、中山しげる、高江洲朱理、上原野愛、岸本ゆずか)が頂点に立った。

 花木卓球クラブジュニアが敗戦の悔しさを力に変えて、栄冠をつかみ取った。男子団体決勝の相手はエナジック卓球アカデミー。2月に開かれた大会の決勝では苦杯をなめさせられており、同じ相手に負けるわけにはいかなかった。

 シングルスでは奥間ニイナが先制を許すも、連続して3ゲームを手中に収めて3―1で勝ちきった。同じくシングルスの宮城翔吾は1―1で並んで互いに勝ち越しを狙う展開となり、第3、第4ゲームを連取した。

 ダブルスを戦ったのは當真愛翔と原國政翔のペア。「敗北をバネにして切磋琢磨(せっさたくま)した」と強調する。仲間との練習の日々が実を結び、ストレートで勝利。前回の雪辱を果たした。

 6~7日には九州大会が開かれる。主将の仲村清矢は、優勝へ向け決意を示し「監督たちを喜ばせられるよう頑張りたい」と意気込んだ。
 (名波一樹)