昨年8月の第1回沖縄空手少年少女世界大会で、首里・泊手系の少年少女Ⅱと少年少女Ⅰでそれぞれ優勝した島袋由彩(ゆいさ)さん(10)と妹の日南彩(かなさ)さん(8)。空手4姉妹の次女と三女で、父は世界約20カ国、200以上の支部を持つ国際沖縄少林流聖武館空手道協会沖縄総本部の島袋善俊副館長だ。
由彩さんは日頃の稽古から気合の入ったかけ声を発し、大会の緊張を吹き飛ばしてきた。本番は勝ち負けより普段通りの稽古を意識した。「掛け受けの技で力を入れられた」と納得の演武だった。
県予選1位で代表に選ばれた日南彩さんは無心で稽古を積んできた。大会では選手宣誓も務め、見事に優勝した。「金メダルをとれてうれしかった」と笑顔を見せた。由彩さんは「空手と勉強を両方やって次の世界大会も優勝したい」と、日南彩さんは「空手の先生になってお父さんと世界を回りたい」とそれぞれ夢や目標を語った。
(古川峻)