「みんなを笑顔にできる俳優になりたい」。那覇市の小学6年生、七星琉花さん(11)の将来の夢は、俳優になること。4月には一人芝居の舞台に初挑戦した。
演技を通してさまざまな職業になれることに魅力を感じ、俳優を目指して小4から演技レッスンに通った。2021年には、那覇文化芸術劇場なはーとのこけら落とし公演「唐人相撲」で野村萬斎さんと共演。「野村さんは演技力も優しさもあって輝いていた。また共演したい」。この経験が夢への思いを確固たるものにした。
俳優・犬養憲子さんの演技を見て「犬養さんみたいに表現できたら」と一人芝居に挑戦。コロナ禍で苦しんだ人たちにエールを送るチアガールを演じた。「コロナ禍で悲しい思いをした人はたくさんいるはず。元気にしてあげたい」。脚本は、七星さんの作文を元にした。
「役になりきれることが楽しい」と笑顔。きらりと輝く俳優を目指す。
(田吹遥子)