毎年「母の日」に県内各地で開催されていた、うちなー芝居公演。コロナ禍を経て、今年久しぶりに戻ってくる。ほとんどの劇団が4年ぶりの開催。待ち望んでいたアンマーやハーメーも多いはず。笑いと涙あふれる芝居の世界に、足を運んでみてはいかが。 (田吹遥子、伊佐尚記)
劇団「うびらじ」(東照子代表)は14日、沖縄市民小劇場あしびなーで真喜志康忠の名作「てんさぐぬ花」(松門正秀演出、東演技指導)を上演する。うびらじでは5年前に初めて上演し、好評を得た。
粗筋は、けんかっ早いが情に厚いマチャー(東)が士族の真鶴(知花小百合)に一目ぼれをする。夫に先立たれ苦労する真鶴にマチャーは献身的に尽くすが、世間体や身分の違いが立ちふさがる。
一方、じゅりのナビー(又吉優美)もマチャーに思いを寄せる。
知花は「それぞれの愛の形が描かれている。役になり切って演じたい」と意気込んだ。東は「乙姫劇団で学んだ男役の演技を後輩に伝えたい」と話した。
午後1時と5時の2回公演。前売り券は大人2500円(当日500円増し)。
問い合わせは東、電話090(7455)0957。またはあしびなー098(934)8487。