「思案橋」など3作 沖縄芝居研究会「母の日」公演 14日にパレット市民劇場


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「思案橋」の稽古をする金城真次(左)ら出演者=4月10日、浦添市の国立劇場おきなわ

 毎年「母の日」に県内各地で開催されていた、うちなー芝居公演。コロナ禍を経て、今年久しぶりに戻ってくる。ほとんどの劇団が4年ぶりの開催。待ち望んでいたアンマーやハーメーも多いはず。笑いと涙あふれる芝居の世界に、足を運んでみてはいかが。 (田吹遥子、伊佐尚記)

 沖縄芝居研究会(伊良波さゆき代表)は14日午前11時と午後3時から、那覇市のパレット市民劇場で、時代人情歌劇「思案橋」(伊良波尹吉作)、現代明朗歌劇「美人の妻 情の妻」(真境名由康作)、喜歌劇「仲直り三良小」(伊良波尹吉作)を上演する。

 「思案橋」は、我謝里之子(金城真次)が妻の真加戸(知念亜希)を捨てて、尾瀬のチルー(伊良波さゆき)と駆け落ちする物語。捨てられた真加戸は赤子を抱いて途方に暮れ、思案橋から身投げしようとしたとき、源河里之子(嘉数道彦)が通りかかる。

 このほか「美人の妻 情の妻」では、新垣カマデー役を玉城匠、妻グジー役を米盛未来が演じる。「仲直り三良小」では三良小役を金城槇人が演じる。

 入場料は4千円(当日500円増し)。問い合わせは、電話080(1706)4438。