那覇のど真ん中で甘~い蜂蜜取れたよ! パレットくもじ屋上 親子連れら収穫体験


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蜂蜜の収穫体験で巣枠を手に取り観察する児童=3日、那覇市の「パレットくもじ」

 沖縄県那覇市の商業施設「パレットくもじ」を管理運営する久茂地都市開発(我那覇学社長)は3日、蜂蜜の収穫体験を実施した。親子連れなど約10人が参加し、コンクリートに囲まれた那覇の中心で行われている養蜂に興味深い様子で体験を楽しんだ。

 久茂地都市開発は2020年からパレットくもじの上層階で養蜂事業に着手し、障がい者就労支援施設・楽ワーク福祉作業所(南城市)が協業している。

 収穫体験で参加者は実際にミツバチのいる箱から巣枠を手に取って内部の様子を確認したり、巣を遠心分離機にかけて蜂蜜を収穫したりした。糸満市から参加した男児(10)は「巣枠は予想よりは軽かった。はじめは怖かったけど。よく見るととてもかわいい顔をしていた」と笑顔で語った。

 我那覇社長は「パレットくもじは今年で開業32年を迎えた。養蜂事業は地域貢献活動の一環として実施しており、商品開発やイベントでの活用などに取り組みたい」と話した。

(小波津智也)