琉球新報社 テニスの春季選手権兼第98回全日本選手権県予選大会が3～6日まで奥武山公園庭球場で行われた。オープン男子シングルスは喜久川楓（沖縄尚学高2年）が島袋響（チームSTEP）を6―4、6―3で破って優勝。
女子は水口由貴（沖縄尚学高2年）が6―0、6―3で宇都宮早絵（同1年）を下して制した。男女優勝者は全日本選手権西日本大会（9月11～15日・兵庫県）に推薦される。
水口由貴（沖縄尚学2年）が宇都宮早絵（同1年）を圧倒し、同校対決となった決勝を制した。水口は「先月までは、体勢が崩れてうまくストロークできないことが多く、調子がいまいちだった。決勝は主導権を握って狙い通りのショットが打てた」と自信をみなぎらせた。
ネットぎりぎりを狙い、常に低く速い弾道で鋭い球を打ち込んだ。最後までレシーブ力は落ちず、左右への揺さぶり、時にはネット手前へのドロップショットで翻弄（ほんろう）した。「体づくりや体幹トレーニングの成果が表れた」と実感を込める。
昨年、1年生ながらチームの主力として活躍。全国総体では団体戦準優勝に大きく貢献した。「1年生8人が新しく加わり全員レベルが高い。全国上位を狙えるメンバーがそろっている」と胸をわくわくさせている様子だった。
（大城三太）
