「県行政に不信と疑念を抱かせた」県子ども生活福祉部長が謝罪 児童への強制わいせつ容疑で児相職員逮捕で


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県職員の強制わいせつ容疑での逮捕についてコメントを読み上げる宮平道子県子ども生活福祉部長(右から2人目)=9日午後5時すぎ、県庁記者クラブ

 児童相談所の児童福祉司として勤務していた沖縄県職員の男(32)が、13歳未満の女児への強制わいせつ容疑で9日に逮捕されたことを受けて、県の宮平道子子ども生活福祉部長らが9日午後、県庁で会見を開き「被害を受けた児童および家族、関係者に深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 今年3月、当時児相の職員だった容疑者は、県内の学校で面談中の女児にわいせつな行為をした。同容疑者は4月の定期人事に伴い、現在は児相ではない別の部署で働いていた。

 宮平部長は「県行政に対する不信と疑念を抱かせるに至ったことは誠に遺憾」と陳謝。再発防止のため「職員の綱紀粛正および服務規律の確保に万全を期す」とし、事実関係が明らかになり次第「厳正に対処する」と述べた。