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「県婦人連合会」→「女性連合会へ」に名称変更 生き方多様化 世代超えた参加を 沖縄


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県女性連合会の與那覇信子会長(写真前列左)、那覇市女性連合会の仲村渠好美会長(同右)ら関係者=11日、那覇市大道の同会

 1948年に設立し今年75周年となる沖縄県婦人連合会が、4月1日から名称を県女性連合会(那覇市、與那覇信子会長)に変更した。女性の生き方の多様化が進む中で、加盟している全国組織の名称も昨年、全国女性団体連絡協議会(旧全国地域婦人団体連絡協議会)に変更された。

 交通安全や健康づくりの啓発、女性による弁論大会などに取り組む県女性連合会には、市町村の婦人会・女性会が25団体加盟し、会員数は現在4300人。

 高齢化による退会などもあって会員数は減少傾向にあるといい、與那覇会長は「“婦人”という言葉は既婚者のイメージ。“女性”に変えることで、未婚、既婚や世代を問わずに参加を呼びかけていきたい」と話した。

 設立以降、子宮がん検診が一般的ではなかった頃は啓発のために検診車を導入して県内を回るなど、その時々に必要な取り組みを実施してきた。近年は、生理の貧困への理解を広める活動にも力を入れる。

 與那覇会長は「今後も時代に合った魅力的な活動を続けていく。行政も巻き込み活動することで、さらに地域に貢献していきたい」と語った。

(林恭子)