デフフットサル女子、アジアV 県出身の宮城2試合出場、勝利に貢献


社会
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デフフットサルのアジア大会を制した女子日本代表チーム。2試合に出場した宮城実来(後列左から3人目)(日本ろう者サッカー協会提供)

 イランのテヘランで開催されたデフフットサルのアジア太平洋選手権大会で、女子日本代表がリーグ戦で4戦全勝し、前回2019年に続いて頂点に立ち、2連覇を達成した。日本は11月にブラジルで開催されるワールドカップ2023と、来年開催の冬季デフリンピックの出場権を獲得した。沖縄県出身の宮城実来(22)=上山中―那覇西高―日体大出=は2試合に出場して得点を決めるなど、チームの勝利に貢献した。

 大会は4月29日に開幕しイラン、中国との総当たり2回のリーグ戦で日本は全勝した。5月10日に幕を閉じた。宮城は「アジア大会で2連覇できてうれしい。監督も言っていたが、ここは通過点。11月のワールドカップで世界一を目指す。残りの時間でプレーに磨きをかけて体調管理しながら乗り込みたい。いつも地元からの応援に力をもらっている」と語った。

 岩渕亜依主将は「勝つだけでなく内容にもこだわろうと、テーマをもって臨み、少しずつチームで積み重ねていくことができた。チームのコミュニケーションを深め、貴重な時間を過ごせた」とコメントした。

(大城三太)