二度と沖縄を戦場にしない きょう5・15平和行進 結団式で600人が成功誓う


この記事を書いた人 琉球新報社
平和行進を前に、結団式で気勢を上げる参加者ら=12日午後、沖縄県・那覇市の琉球新報ホール(小川昌宏撮影)

 15日の日本復帰51年を前に、沖縄から反戦平和への思いを発信する「第46回5・15平和行進」(同実行委員会主催)が13日に実施される。12日は結団式が那覇市の琉球新報ホールで開かれ、全国から集まった労組や平和団体の代表ら約600人が、ガンバロー三唱で成功を誓った。

 今年の平和行進は沖縄本島が中部と南部の2コースを歩く。「中部基地コース」が読谷村役場を出発し、嘉手納町を経て北谷町役場まで約12キロを行進。「南部戦跡コース」は糸満市役所を出発し、平和祈念公園まで約11キロを行進する。2コースとも午前9時半に出発する。

 実行委の上里善清共同代表は国による南西諸島への軍備増強を批判し「沖縄が再び戦場になろうとしている。いま一度現状をかみしめ、行進を成功させよう」と呼びかけた。
 (小波津智也)