沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は12日、5~7月の入域観光客数の見通しを発表した。先月発表のなかった4月分も含め、4~7月は前年同期比40・2%増の261万人になるとした。
国内客は全国旅行支援(おきなわ彩発見NEXT)やコロナ5類移行などによる旅行マインドの上昇から、需要が引き続き好調に推移すると見込む。海外客も空路予約やクルーズ船の入港の増加から、堅調に推移するとの見方を示した。
5月は彩発見やゴールデンウイークの高需要から、国内客は同41・1%増の56万人を見込む。特に東京・大阪発の需要が高く、ホテル稼働率も好調。ホテル宿泊単価は都市部のシティホテルを除き、高水準となった。海外空路客は好調な予約から、6万人とした。
6月も旅行支援などが需要を押し上げ、国内客は同22・6%増の55万人を見込む。海外空路客は台北線、香港線、仁川線ともに予約が堅調で、6万人となる見通し。
7月は、7月20日宿泊分までを予定する彩発見の効果や夏休み需要から、国内客は同6・9%増の65万人を見込む。
海外客は、空路での入域客見通しの7万人に加え、基隆や青島から計9回のクルーズ船が寄港する予定。
(與那覇智早)