【南部コース】平和祈念公園まで11キロ 戦の爪痕ふれ一歩一歩 <5・15平和行進>


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平和行進の「南部戦跡コース」に参加する関係者ら=13日、糸満市潮崎町

 本島内を2コースに分かれて行われた5・15平和行進は、全国から1950人(主催者発表)が参加した。参加者は沖縄戦の爪痕に触れて命の尊さを、広大な基地を目の当たりにして地元住民に押し付けられた不条理を実感し、改めて不戦の思いを強くした。

 5・15平和行進の「南部戦跡コース」には、主催者発表で750人が参加した。おおむね曇り空で時折日が差すような天候の下、糸満市役所から平和祈念公園まで約11キロの道のりを歩き、戦争のむごたらしさや平和の意味を見つめ直した。

 出発式では、沖縄平和運動センターの比嘉京子共同代表が糸満市が激戦地であることを説明し「心に不戦の誓いを固め、一歩一歩歩いていこう」とあいさつした。

 石垣市から2度目の参加となった東迎(ひがしむかい)正太郎さん(38)は「コロナ感染拡大以降、平和を求める行進にまた参加することができてうれしい。この経験を島に持ち帰り、改めて平和を考えるきっかけにしたい」と話した。
 (小波津智也)