【東京】「復帰」51年を問う5・14デモ(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック主催)が14日、都内の新宿駅であった。市民約200人が参加した。集会では沖縄基地問題を考える小金井の会の米須清真さんが「本土では理解を得られないという理屈で、過重な基地負担を沖縄に押しつける。沖縄をないがしろにするやり方は平等原則をはじめ憲法に明らかに反する」と訴えた。
集会では歌三線をナーグシクヨシミツさんが披露した。歌の合間に「日米安保が大事というのなら、基地を平等に引き取ってくれないか」と通り行く市民へ呼び掛けた。集会後、参加者は駅周辺の約3キロをデモ行進し「沖縄を再び戦場にするな」などと、自衛隊の先島配備に触れながらアピールを繰り返した。
集会とデモ行進をしながら辺野古の新基地断念を求める署名も併せて行った。
(斎藤学)