コーヒーの花ってどんな形? 満開の周囲に甘く優しい香り漂う 久米島・しらせコーヒー園


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生産者の安村翔太さん

 【久米島】久米島町西銘のしらせコーヒー園で4月下旬、コーヒーの花が満開となった。園内には約2500株のコーヒーの木が栽培されており、周囲に甘く優しい香りを漂わせていた。開花は3日間ほどと短い。その後、緑色の実がなり、真っ赤に熟した10月中旬ごろから手摘みで収穫される。

 同農園の安村翔太さん(30)は昨年、仲間と6次産業化を目指して「久米島コーヒー生産組合」を立ち上げ、初代理事として活動中だ。栽培から収穫、精製、焙煎(ばいせん)、抽出、販売までを一貫して行うことで、久米島コーヒーのブランド化を目指している。

満開を迎えたコーヒーの花=4月30日、久米島町のしらせコーヒー園

 安村さんは「新たに収穫を迎える農園が増えて組合として生産体制ができてきた。本年度から生産組合の商品として『久米島コーヒー』を販売予定」と意欲を燃やした。

 同組合員の「しらせコーヒー園」と今期初収穫の「久米島安里農園」の焙煎豆は、久米島町謝名堂の自家焙煎珈琲(コーヒー)豆マキノコーヒーで販売中。店内で1杯1500円で提供しているほか、インターネット通販でも20グラム2千円で販売している。詳しくは「久米島 コーヒー」で検索。

 (盛長容子通信員)