宮古島で59キロのナポレオン


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14日、下地島で154センチ・59キロのナポレオンフィッシュを釣った兼島陸史さん(左)

 和名でメガネモチノウオは、一般にはナポレオンフィッシュの名前で知られ、沖縄の方言ではヒロサーやヒロシーと呼ばれるベラ科最大の魚だ。大きくなるにつれて額の部分が前方に突出してきて、この形がナポレオンが帽子をかぶっている姿に似ていることからナポレオンフィッシュと呼ばれるようになった。

 宮古島在住の兼島陸史さんは大物釣りを始めて1年ほどの釣り師。14日午前2時から先輩釣り師2人に連れられて下地島の荒磯で釣りを始めた。ダツの切り身を餌に大物仕掛けを投げ込み、ミーバイを狙った。夜は2~3キロのミーバイが釣れ、朝を迎えた。

 午前9時に先輩の石鯛竿(ざお)が海中に向かって突き刺さり、リールのペン4/0から糸が勢いよく引き出された。大物の引きを体験させようと兼島さんにファイトしてもらうことにした。竿に飛び付きパワーハンドルに改良したリールを巻こうとしたが、巻けない。50メートルほど走った所でようやく、魚の走りが止まった。

 チャンスとばかりにリールをゴリ巻きすると、ジワジワと魚を寄せることができるようになった。数分後、足元に浮いたのは見たことのない大物だ。これが154センチ・59キロのナポレオンフィッシュで、県記録を大きく上回る大物だった。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

 

 

5月7日、恩納海岸で41.5センチ・1.48キロと41センチ・1.44キロのカーエー他を数釣りした知名定一さん
12日、那覇一文字で55.5センチ・2.0キロ他タマンを数釣りした山城尋疾さん

13日、平安座沖で70センチ・4.89キロのアカジンを釣った赤嶺翔二郎さん
16日、残波海岸で65センチ・2.89キロのタマンを釣った當間泰斗さん

7日、本部海岸で48.5センチ・2.5キロのカーエーを釣った大嶺均さん
4日、宜野湾海岸で36センチのボラを釣った稲嶺嘉隆さん

9日、西崎海岸で41.5センチ・1.4キロと35センチ・0.93キロのカーエーを釣った大城成也さん
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