沖縄、コロナ入院患者が増加傾向 定点で169人 宮古の患者数「10・00」で最多


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 沖縄県は18日、新型コロナウイルスの保健所別の定点報告数(8~14日)を発表した。宮古が10.00人(患者数40人)と最多で、続いて南部9.14人(同128人)、那覇市4.83人(同58人)、中部4.56人(同73人)、北部4.20人(同21人)、八重山2.67人(8人)となっている。

 県全体の入院患者は増加傾向にあり、14日時点では169人で重症者は2人。中等症以上を受け入れている重点医療機関29カ所の入院患者は89人で、その他の病院は軽症者など80人を受け入れているという。

 重点医療機関のみの病床使用率(確保病床482床)は14日時点で県全体で18.5%となっており、地域別では本島18.9%、宮古25.9%、八重山0%だった。

 県は、医療機関で入院の必要がないと判断されたものの自宅療養が困難な高齢者向けの臨時宿泊施設を8日から稼働しており、18日に感染者2人を受け入れた。同施設では医療行為は実施しておらず、健康観察のほか、食事や排せつなどの介助に対応している。
 (嘉陽拓也)