県NIE推進協議会(仲村守和会長)は20日、那覇市泉崎の琉球新報社で第35回おきなわNIEセミナーを開催し、教員ら11人が参加した。テーマは「アドバイザーに学ぶNIE実践」。日本新聞協会が認定する4人のNIEアドバイザーが講師を務め、小中高校と特別支援学校の校種に合わせた新聞記事を活用した授業の実践について発表した。
講師は、西原町教育委員会の佐久間洋指導主事、読谷中の松田美奈子主幹教諭、桜野特別支援学校の比嘉美保教諭、辺土名高の宮城通就(みちなり)教諭。
宮城教諭は、20日付の琉球新報、沖縄タイムスの紙面を使ってワークを実施。参加者は気になった記事の写真を切り抜いて紙に貼り、写真に写る人物などの会話を想像して書き、グループ内で発表した。宮城教諭は「新聞を使って楽しく授業をするのと同時に、児童生徒にとって写真を読み取る力や語彙(ごい)力、表現力などを身に付けることにもつながる」と指摘した。セミナーに参加した大宮小の関涼介教諭は「新聞活用の実践例を聞くことができた。参考にしながら授業で活用していきたい」と話した。
このほか、NIEアドバイザーで、西原東小の甲斐崇校長がNIEの活動について紹介した。
(金城実倫)