5月最後の闘牛大会となった具志川・胡屋合同闘牛大会(具志川・胡屋組合主催、琉球新報社共催)が21日、うるま市石川多目的ドームで行われた。ベテラン対若手の対決となったシーの1番はファイティング力志が、それいけ光神龍に付け入る隙を与えず、危なげなく勝利した。シーの2番に登場した南星阿炎は難なく銀竜チップを下し、復帰初戦は白星スタートを切った。この勝利を足がかりにして、完全復活に期待が寄せられる。
ファイティング力志は、対戦開始から右角、左角と得意の掛け技で、ベテランのそれいけ光神龍を手玉に取るような試合運びとなった。
それいけ光神龍も食い下がろうと得意の一発腹取りを仕掛けるが、ファイティング力志は冷静に攻撃をかわし、最後は強烈な押し込みから腹取りで勝負を決めた。
封切の一戦は、小次郎が若干3歳とは思えない落ち着き払った試合を展開し、格上相手にデビュー戦を見事な勝利で飾った。
この若手有望牛の底知れぬ実力の片鱗を覗かせるような試合内容だっただけに、今後のさらなる成長と活躍に注目していきたい。
各賞は以下の通り。
【優勝】ファイティング力志
【技能賞】南星戦牛寿
【殊勲賞】れおくんパンダ
【敢闘賞】小次郎
(平川智之通信員)
※注:ファイティング力志の「志」は○囲み