琉球海運(那覇市、宮城茂社長)が豊見城市長堂に整備を進める、県内最大級の総合物流センター「琉球ロジスティクスセンター」が6月2日に完成するのを前に、宮城社長が22日、豊見城市役所に徳元次人市長を訪ね、進捗状況などを報告した。入居するイオン琉球(南風原町)の鯉渕豊太郎社長も同席。宮城社長は運用開始により「物流センターが集約される。空港や港にも近く、配送コストの削減、環境負荷の軽減につながる」と話した。
琉球ロジスティクスセンターは敷地面積約4万8804平方メートル、地上2階建てで延床面積が計4万232平方メートル。常温と3温度帯の冷温施設を備える。宮城社長は運営にあたり300人を新規確保、そのうち250人を社員として採用したことを報告した。
鯉渕社長は、現在はイオン琉球の物流拠点が糸満市内に2カ所あるが「1カ所にまとめられ、面積も広くなる」と説明。配送の効率化に加え「商品をストックできる場所が広くなり、店舗へのサービス向上、悪天候による欠品の防止にもつながる」とメリットを挙げた。
2021年1月に着工。6月2日の落成後、温度調整などを経て、6月中旬から順次運用が始まる。
(岩崎みどり)