「キングスはタレント豊富でタフ」千葉のパトリックHCが決勝へ意気込み


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キングスとの決勝戦を前に会見する千葉ジェッツのジョン・パトリックHC=21日、千葉県・船橋アリーナ

 プロバスケットボールBリーグ1部の年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)は、琉球ゴールデンキングスと千葉ジェッツが決勝に進み、27日から横浜アリーナで対戦する。初優勝を目指す琉球と史上初の三冠(天皇杯優勝、地区優勝、CS優勝)がかかる千葉J。両チームのレギュラーシーズンの対戦成績は1勝1敗。今年3月の天皇杯決勝は千葉Jが87―76で勝利した。21日の試合後、千葉Jの監督と選手が記者会見に臨み、決勝に向けて意気込みを語った。

 ジョン・パトリックHCは「詳しい分析はまだこれからだが、キングスとは3回戦っていて、タレントが豊富でタフなチームという印象」と話す。「日本人のシュートが厚く、一人だけじゃなく、ローテーションで打ってくる。得点の取れる選手が8人か9人くらいいるので、シュートに対するディフェンスがポイントになってくると思う。しっかり準備して、決勝に臨みたい」と意気込んだ。

 主将の富樫勇樹は「キングスはフィジカルが強く、タレントも豊富。リバウンドに強いビッグマンをどれだけ抑えられるかがポイントになってくると思う」と展望する。「全ての面でキングスより上回っていると思っているので、気負うことなく自分たちの力を出し切れるように戦いたい。気を抜くことなくしっかり準備して、チーム一丸となって戦って、史上初となる3冠を目指す」と力を込めた。
 (和田清首都圏通信員)