沖縄振興審議会、新会長に角南氏 24日に正式決定


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角南篤氏(笹川平和財団提供)

 【東京】政府は23日までに、沖縄振興について政府、県、市町村代表、有識者が話し合う沖縄振興審議会の新たな会長に、政策研究大学院大学の角南(すなみ)篤学長特命補佐を充てる方針を固めた。複数の政府関係者への取材で分かった。4月で退任した高橋進日本総合研究所名誉理事長の後任で、24日に内閣府で開催される同審議会で正式に決まる見込みだ。

 同審議会は4月1日付で、富田めぐみ琉球芸能大使館代表、喜屋武裕江グッジョブおきなわプロジェクト代表がそれぞれ新委員に就任した。

 同審議会は38回目で、昨年5月に2032年度までの沖縄振興の方向性を位置付ける「沖縄振興基本方針」が決定してから初の開催。玉城デニー知事らが出席し、県が策定した新振計「新・沖縄21世紀ビジョン基本計画」の進捗(しんちょく)状況などについて話し合う。
 (安里洋輔)