【名護】名護署(大城伸作署長)は11日、電子マネー16万円分を購入するために訪れた70代男性を説得し、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、ローソン名護宇茂佐店に勤務していた照屋伸之介さん(23)と西江悠登さん(20)に感謝状を贈呈した。
名護署によると、4月16日、男性はローソン名護宇茂佐店を訪れ、8万円分の電子マネーカード2枚を購入しようとしていた。当時、店に勤務していた照屋さんと西江さんが購入の目的を聞いたところ、男性は「自宅のパソコンがウイルスに感染した。ウイルス駆除のために電子マネー16万円を支払うよう請求された」などと説明した。
照屋さんらは、男性の説明から、詐欺の可能性が高いと判断し、「詐欺だと思うので警察に通報した方がいいですよ」などと説得し、被害を防いだ。西江さんは「男性が買おうとしていた額を聞いて怪しいと思った。表彰されるのはうれしいが、当時はとても緊張した」と話した。
(金城大樹)