カニ、ウツボの赤ちゃんも..美ら海を未来に 「浦添西海岸守ろう」 署名呼び掛けイノー観察会 沖縄・浦添市


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浦添西海岸の埋め立てに反対する署名を呼びかける(左から)もーりーさんと、てるりんさん=4月23日、浦添市西洲の浦添西海岸

 【浦添】米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の移設が計画される浦添西海岸を守ろうと、オンラインで埋め立て反対の署名活動を呼びかける「美ら海を未来に残したいうちなーんちゅの会」は4月23日、同海岸で浜歩きとイノーの貝殻観察会を開いた。

 毎月1回、周知活動の一環として開催している。高校生や親子連れなどが参加し、約40種類もの貝やカニ、サンゴ礁など多種多様な生物を観察した。

 うるま市から親子で参加した伊波小学校3年の滝上煉さん(8)は「ワタリガニとウツボの赤ちゃんを見つけた。魚がたくさんいて楽しい」と笑顔で話した。

 主催者のもーりーさんは「埋め立てられることを知らない人が、あまりにも多い」と述べ、てるりんさんは「少しでも多くの人々に広めたい」と署名を呼びかけている。

 現在署名は3万3千人で、目標は5万人。5月末まで活動を続ける予定だ。問い合わせは電子メールcyuraumimirai@gmail.com
 (喜納高宏通信員)