琉球キングスが決勝の舞台・横浜へ あすからCSファイナル 桶谷HC「調子上がってきている」


この記事を書いた人 琉球新報社
出発前に取材に応じる琉球ゴールデンキングスの桶谷大ヘッドコーチ=25日午後、那覇空港(小川昌宏撮影)

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位)の選手らは25日、神奈川県の横浜アリーナで27日から行われるチャンピオンシップ(CS)ファイナル(決勝)に向けて那覇空港を出発した。2年連続の決勝進出を決めたキングスは、初優勝を懸けて千葉ジェッツ(東地区1位)との決戦に挑む。

 出発前に那覇空港で行われた記者会見で、桶谷大HCは「みんなの調子も上がってきている。本当にファイナルが楽しみ」とチームの状態を語った。千葉Jに関しては「3点弾を乗せると止めどなく点数を取られてしまう。3点弾をしっかり抑えていきたい」と気持ちを引き締めた。

 2度目の決勝に挑む今村佳太は「去年に比べて、リラックスして臨めていると感じている。今までやってきた経験、自信があるのかなと思っている」と手応えを語る。「誰よりも貪欲にやってきたのは自分たちだと思っているので自信もある。優勝して帰ってきたい」と意気込んだ。

飛行機のチェックイン手続きをする琉球ゴールデンキングスの岸本隆一(手前右から2人目)、ジャック・クーリー(左端)、ジョシュ・ダンカン(中央)ら=25日午後、那覇空港(小川昌宏撮影)

 「間違いなく僕たちは、着実に一歩一歩積み重ねてきたものはある」と語るのは岸本隆一。チームを応援で支えるブースターの存在に触れ「『応援して下さい』というよりも、一緒に戦っていただけたら力になる。会場にいる方だけでなく、いろいろなところで応援してくれる方々がいると思う。そういった方々の思いを本当に形にできるように自分たちは全力でプレーしたい」と力を込めた。

 決勝は2戦先勝方式で、第1戦は27日正午、第2戦は28日午後1時10分、第3戦は30日午後7時5分に試合開始となる。
 (屋嘉部長将)