前会長が補助金流用で告訴され 自治会加入促進協議会が解散 沖縄市


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 【沖縄】沖縄市八重島自治会の前自治会長で、沖縄市自治会加入促進協議会前会長の男性が、市の補助金を私的流用し、昨年9月に市から告訴された問題を受け、加入促進協議会が解散したことが25日までに分かった。4月20日に総会が開かれ、解散に関する議案が全会一致で承認された。

 総会では解散する理由として、この男性による市補助金の私的流用問題が挙げられた。今後は沖縄市自治会長協議会が自治会加入を促進させる機能を担う。市自治会長協議会の幸喜愛会長は「原点に立ち返って加入促進に取り組んでいく」と話した。

 協議会は2016年に自治会加入を促進する目的で設立された。

 構成団体は沖縄市のほか、市自治会長協議会と県中部宅地建物取引業者会、沖縄市PTA連合会、沖縄市社会福祉協議会の5団体。私的流用問題の発覚を受け、昨年8月から市自治会長協議会の幸喜会長が会長職を代行していた。
 (古川峻)