高校生の熱戦が始まる 沖縄県高校総体が開会 4年ぶりに総合開会式


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県高校総体の開会式で選手宣誓をする沖縄工業ウェイトリフティング部の新城光人さん(中央)=26日、沖縄市の県総合運動公園レクドーム(ジャン松元撮影)

 2023年度県高校総合体育大会の総合開会式が26日、県総合運動公園で行われた。夏季33競技のうち自転車など7競技は先行して終えており、26競技が27日から熱戦を繰り広げる。

 総合開会式は2019年以来、新型コロナウイルス感染拡大防止のために行われておらず、4年ぶりとなった。70校3000人以上が参加した。

 大会には全33競技に73校から8464人(男子4895人、女子3569人)が出場を予定している。選手を代表して重量挙げ男子73キロ級に出場する沖縄工の新城光人(こう)選手が「多くの制限の中、強い意志を持ち続け、日々の練習を頑張ってきた。諦めず戦い抜くことを誓う」と宣誓した。

 開会式を前に、部活動における暴力・暴言・ハラスメント根絶に向けて高校生自らが考えたメッセージが発信され、指導における選手の意見の尊重、先輩後輩に関係なく互いに相談し合う環境づくりなどを求めた。(安里周悟)