糸満市にも航空機部品とみられる漂着物 喜屋武海岸、2~3年前も近くで確認 沖縄


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糸満市喜屋武の海岸で見つかった漂着物=25日(糸満市提供)

 【糸満】沖縄県糸満市喜屋武の海岸で25日、航空機の一部とみられる漂着物が見つかった。糸満市によると、2~3年前にも同様の漂着物が近くで確認され、市が県に回収を求めた経緯がある。市と県は、漂着物が同一のものか確認を進めている。

 漂着物は長さ約2・6メートル、幅約50センチ。市民から通報を受けた県警が糸満市に連絡し、市担当者が25日に現場確認した。同地点から十数メートルの場所で過去に2メートル超の漂着物の通報が市民から2件ほどあった。

 航空評論家の小林宏之さんによると、断面に航空機に使われるハチの巣状の「ハニカム構造」が見られ、航空機の可能性が高い。小林さんは「事故などで損傷した海外の民間機が、潮流などで流れ着いたのではないか」と話した。

(岩切美穂)