小児科病棟の子どもたちに水族館紹介 「美ら海」とカンボジアつなぎ遠隔授業 沖縄


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画面の向こうにいる小児科病棟の患者らに解説をする職員=13日、本部町の沖縄美ら海水族館

 【本部】特定非営利活動法人ジャパンハートは13日、沖縄美ら島財団の協力を得て、カンボジアの小児科病棟の子どもたちに沖縄美ら海水族館を紹介する遠隔授業を開いた。

 本部町の同水族館とカンボジアのジャパンハートこども医療センターをビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」でつなぎ、水族館の職員が水槽の生き物の映像を撮影しながら解説した。

 ジンベエザメの歯が小さいのに対し、ホオジロザメの歯は大きく、体長は6メートルもあると職員が説明すると、画面の向こうの病棟から驚きの歓声が上がった。

 沖縄美ら海水族館はこれまで、新型コロナの影響で外出が困難になった国内の子どもたちなどを対象に遠隔授業を開いており、その人数は4300人に上る。

(増田健太)