県政に苦情、4件増の262件 22年度県行政オンブズマン 個人情報の扱い方など


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池田竹州副知事(右)に報告書を手渡す県行政オンブズマンの吉崎敦憲氏(右から2人目)と真栄城香代子氏=29日、県庁副知事応接室

 沖縄県政に対する県民からの苦情を中立・公正な立場で調査し、是正などの措置を講ずるよう提言する県行政オンブズマンの吉崎敦憲氏と真栄城香代子氏は29日、県庁に池田竹州副知事を訪ね、2022年度の運営状況を報告した。

 苦情処理件数は前年度比4件増の262件で、個人情報の取り扱い方に関する対応への苦情などがあった。部局別では知事公室と子ども生活福祉部が31件と最も多く、土木建築部28件、保健医療部23件と続いた。書面による苦情申し立ては年度内に17件を処理した。

 池田副知事は、行政オンブズマンが県政運営に非常に大きな役割を担っているとして「是正できるところは県庁内で情報を共有しながら、県民によりよいサービスを提供できるように努める」と述べた。

(與那原采恵)