「町長と町民が意見交換できる場を」 ミサイル配備計画を巡り町民が要請書 沖縄・与那国


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糸数 健一町長

 【与那国】陸上自衛隊与那国駐屯地への地対空ミサイル配備計画を巡り、与那国町の植埜(うえの)貴子さんは1日、町役場を訪ね、糸数健一町長と町民が直接意見交換する場を設けるよう求める要請書を町に提出した。植埜さんの他に12人の住民が要請の趣旨に賛同している。町側からは具体的な返答はなかった。

 要請書は糸数町長宛で「島の基地機能拡充に関する政策判断はこの島に関わる全ての人に影響する」と指摘。「小さな声にも耳を傾けじっくり対話する」機会を一日も早く設けるよう求めた。

 植埜さんは取材に「町長は町民に対し耳をふさぎ目をそらしている。賛否共に町民がミサイルの問題をどう考えているのか、町長と意見を交わし合う場があるのが民主主義だと思う」と述べた。
 (照屋大哲)