最優秀HCに桶谷氏 キングス、Bリーグの4部門で受賞 クーリー、3度目のリバウンド王


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Bリーグアワードショーでリバウンド王に輝いたキングスのジャック・クーリー=2022年10月15日、沖縄アリーナ(小川昌宏撮影)

 バスケットボール男子Bリーグの表彰式は2日、東京都内で行われ、琉球ゴールデンキングスからは、クラブとして年間優勝クラブ表彰、入場者数ナンバーワンクラブ、最優秀ヘッドコーチ賞を桶谷大HCが初めて、リーダーズ表彰でリバウンド王にジャック・クーリーが2年ぶり3回目に受賞した。

 キングスの選手や桶谷HCは台風のため、搭乗予定だった便が欠航したために、会場に行けず、動画でメッセージを送った。

 桶谷HCは「この賞は自分の個人の力だけではなく、チームとして、このシーズン、チャンピオンに輝いたその代表として受け取った賞だと思う。サポートしてくれたブースター、スポンサー、関係者の皆さんの力でいただいた賞だと思っている。僕が代表して受け取りたい」と語った。

 年間優勝クラブ表彰へ主将の田代直希は「ファン、スポンサーのみなさまの支えがあってこその優勝。よりいっそう、沖縄の人たちを喜ばせられるよう、元気にできるように引き続き、精進していきたい。南の島からBリーグを盛り上げていけるように頑張っていきたい」とコメントした。

桶谷 大HC

 県勢ではB2長崎ヴェルカの狩俣昌也=興南高―国際武道大出=がベスト3P成功率賞を受賞した。

 レギュラーシーズン(RS)最優秀選手賞(MVP)は22歳の河村勇輝(横浜BC)が初受賞した。新人賞にも選ばれ、Bリーグ初のMVPとのダブル受賞となった。河村は、RSで1試合平均19・5得点、リーグ1位の8・5アシストをマークし、クラブをプレーオフのチャンピオンシップ(CS)初進出に導いた。

 ベスト5は河村が初めて受賞。富樫勇樹が7季連続の受賞で、原修太、クリストファー・スミス(以上千葉J)、ペリン・ビュフォード(島根)が初めて選ばれた。原はベストディフェンダー賞にも初選出された。

狩俣 昌也