首里高対決を制し2連覇 なぎなた泉水・平安名組 信頼寄せ合い勝利たぐり寄せ<県高校総体2023>


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なぎなた演技決勝 集中した演技を見せる首里の平安名はな(右)と泉水ほのか=3日、与那原町の知念高校体育館(ジャン松元撮影)

 県高校総合体育大会第6日は3日、なぎなたが知念高校で行われ、演技決勝は泉水ほのか・平安名はな組(首里)が4―1で栄野川美羽・城間こころ組(同)を破り、2連覇した。4日はなぎなた試合の決勝トーナメントやホッケー男子決勝、サッカーの男女準決勝が行われる。

 なぎなたの演技決勝は泉水ほのか・平安名はな組が4―1で首里同士の争いを制し、2連覇を果たしたが、2人の表情に晴れやかさはなかった。「プレッシャーから力んでしまい、動きがぶれた」と悔しさをにじませた。本来の力が出し切れない中、「(互いに)信じて臨んだ」と信頼を寄せ合ったことで、何とか優勝をたぐり寄せた。

 泉水が仕掛け、平安名が応じを務めた。準決勝までは泉水の力強い打ち込みに対し、平安名がきちんと受け止めてさばくという普段通りの動きができ、毎回5―0で勝ち上がったが、決勝は力みから、この日初めて1点を失った。「納得のいく演技ができなかった。もっと堂々といっても良かった」(平安名)

 1年生の県新人大会からペアを組んでいる。昨年の全国総体で予選敗退した分、今年は懸ける思いが強い。「絶対全国を取りたいという気持ちでずっと練習をしてきた」と泉水。今回見えた課題を克服し、全国制覇をつかみにいく。
 (砂川博範)

首里の平安名はな(右)と泉水ほのか

▽演技競技の部決勝トーナメント準々決勝

桃原花梨・鳥谷梨月(知念) 5―0 大木みらい・上原朱莉(知念)

泉水ほのか・平安名はな(首里) 5―0 島袋桜・砂川こころ(知念)

仲間木里・與那嶺そら(首里) 3―2 長嶺千穂・玉城あや(知念)

栄野川美羽・城間こころ(首里) 3―2 大木ろまん・富川亜紀(首里)

▽同準決勝

泉水・平安名 5―0 桃原・鳥谷

栄野川・城間 5―0 仲間・與那嶺

▽同決勝

泉水・平安名 4―1 栄野川・城間