公民館のこれから 考える 東京、沖縄取り組み紹介


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おしゃべり会に登壇した那覇市繁多川公民館の南信乃介館長(左から3人目)、那覇市若狭公民館の宮城潤館長(同2人目)、グランドレベルの田中元子社長(同4人目)ら=3月23日、東京都港区の東京ミッドタウン内ミッドタウン・タワー5F

 【東京】企画展「公民館のしあさってはデザインのしあさって!?~Work in progress~」がこのほど東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区)で開催された。那覇市の公民館関係者も参加した。

 会場ではパネル展示のほか、茶の間を感じさせる特設の「デザインハブ公民館」が設けられた。那覇市繁多川公民館館長の南信乃介さんがトークイベント「おしゃべり会」に登壇し、1日館長も務めた。

 会場には那覇市若狭公民館が取り組んだ移動式屋台型の「パーラー公民館」のシンボルである白いパラソルを出現させて会場を引き立てた。同館の宮城潤館長もおしゃべり会に駆け付け、発言した。

 2021年に出版された書籍「公民館のしあさって」の執筆者や編集者らによる企画で、南さんも執筆者の一人。南さんは、公民館と地域住民との関わりについて講話。「地域の人たちと話をする中で大事にしてきたことを知り、みんなで向き合わないといけないことを題材に考える時がチャンス。そこからプロジェクトが生まれる」と述べた。
 (中川廣江通信員)