男子沖縄Aが3位 台風で夜中に現地入り、難しいコンディションでも表彰台 ボウリング全国競技大会


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ボウリングの第55回BPAJ全国競技大会の3位に入った沖縄Aの(前列左から)新里翔悟、登川雄一、仲田亘、(後列)砂川允志=4日、北海道札幌市の綜合レジャーサンコーボウル(提供)

 ボウリングの第55回BPAJ全国競技大会が3、4の両日、北海道札幌市の綜合レジャーサンコーボウルなどで行われた。都道府県対抗4人チームの部に出場した県勢3チームのうち、決勝に進出した沖縄A(男子・登川雄一、仲田亘、砂川允志、新里翔悟)は3ゲームを投げてハンディキャップを含むトータル2749点で3位に輝いた。沖縄C(女子・太琳華、大城清美、登川舞、我那覇由香利)は2536点で16位だった。

 台風2号の影響で飛行機が大きく遅れ、県勢が宿泊先に入ったのは予選が行われる3日の午前2時。沖縄A(男子)の主将・新里翔悟は「午前6時に起きて会場に向かう強行日程で、体調は万全ではなかった」という。

 4日の決勝は4人が3ゲームを投げて計12ゲームのトータルを争う。最終ゲームの第7フレームを終えた段階では5位。「みんながここからストライクを続けていけば、3位に入れる」。そう声を掛け合って臨んだ終盤、4人は残りのフレームでストライクを決めた。「誰かが飛び抜けたスコアを出したわけではない。みんなで押し上げていった」とチーム力を強調した新里。全日本選抜での県勢男女同時優勝に「大いに刺激を受けた。沖縄勢が注目されている中で表彰台に上がれて、うれしかった」と喜んだ。
 (安里周悟)