琉球リースの松原知之会長(64)が5日、退任あいさつのため琉球新報社を訪れた。21日の株主総会で正式に決定する。
琉球銀行に入行して40年が経過。「大変なことも多かったが、楽しい行員人生だった」と振り返った。
特に1999年の公的資金注入前後が記憶に残るという。担当として金融庁の検査に対応し「厳しかった」と思い返すが、一丸で乗り切ったことに充実感もあったという。2017年には代表取締役専務に昇任。21年に琉球リース社長に就いた。「いろんな場所でキャリアを積ませてもらった。本当にありがたい」と感謝した。