琉球海運(那覇市、宮城茂社長)の貨物船「しゅれいⅡ」(1万1687トン)と「にらいかないⅡ」(同)が6日までに、国土交通省の内航船省エネルギー格付け制度で、最高位となる星五つを獲得した。取得は5月9日付。乗組員が日程管理を徹底し可能な限り省エネ運航に取り組んだことが評価につながった。
国交省海事局が船舶の二酸化炭素(CO2)排出削減率を評価し、結果を「評価なし」から星五つまで6段階で格付けする制度で2020年から本格運用を開始した。申請船舶の環境性能が基準値より20%以上改善している場合に星五つに認定される。
同社は「内航船のCO2排出削減の取り組みを加速するには、今後もCO2排出量を指標として見える化し荷主が環境性能の良い船舶を選択しやすくすることが重要だ」と話し、省エネ運航の継続に力を入れる方針を示した。その他、船舶「ちゅらしま」、「あやはし」は3月に星四つを獲得した。
(謝花史哲)